昭和42年のテレビ欄
実家のタンスからまた古いものが出てきました。
昭和42年11月14日火曜日のサンケイ新聞の番組欄、引出しの底に敷いていたものです。
まず目を引くのがこちら。
ニヒルな天知茂と、
大霊界前の丹波哲郎。
共演は野際陽子のようです。ロンリーウルフでなく、ローン、なんですね。
夜の他のドラマでは
愛人宅に入り浸る役を津川雅彦が、それに堪える女性を南田洋子が演じていました。
「仮面の忍者赤影」もこの新聞欄ではリアルタイム。
女忍者役の女優が網タイツを恥ずかしがったり、慣れないアクションもフェミニストの赤影たちの助けで立派にこなしたなどなどエピソードが書かれています。
NHKではニューヨークで取材したベトナム戦争の反戦運動の様子を放送したようです。
朝には「おはよう!こどもショー」「ママと遊ぼう!ピンポンパン」「小川宏ショー」。
昼間は「桂小金治ショー」「寄席(海原お浜、小浜)」や映画の放送。
夕方には「丹下佐膳」、その裏で「快獣ブースカ」や「魔法使いサリー」を、
夜はドラマや演芸番組があり、歌謡ショーではザ・タイガースやフランク永井やブルー・コメッツが大熱唱。
そしてもう少し遅くには「11PM(藤本義一)」。シャバダバダバダバ~
よくみると
【カラー】の表示があります。
夜の番組に多くみられますが、全体的には約8割が白黒のようです。「奥様は魔女」はやはりカラーですね。
12月の新聞には週刊紙の見出しがありました。
猿之介(当時)と浜木綿子の愛憎劇画が繰り広げられている真っ最中のようです。
「女性を笑わすのはかんたん」と語るカトちゃんの質問も気になります。
妊娠8ヶ月まで働いている朝丘雪路はこの時はまだ「津川さん」とは結婚してません。
他にはこんなのも。
内田百間も生きていて、アメリカでは心臓移植も始まったばかりです。
この新聞が敷かれた引き出しには私のへその緒が入った小箱がしまってあり「午前11時15分生」と書いてありました。
テレビ欄で言うと「【カラー】ロンパールーム」が始まる5分前です。